経済学は学問か? ― 2013年04月20日 22:30

 数十年前には、株の売買を趣味にする人のために上場株の値動きを報道するラジオ番組はあったが、日経平均株価を毎時のニュースで報道するようなことはなかった。今では必ずニュース番組で東京とニューヨークの平均株価と為替レートが流される。それだけ多くの国民が経済に関心を持っているということか、投資をしているということであろう。そして経済学者というのか経済アナリストというのか知らないが、まことしやかに経済動向を解説する人種が番組に登場する。彼らを経済学者と呼ぶべきかどうか疑問だが、少なくとも一応経済学を身につけてものを言っている人たちであろう。しかし、その言うところは実にいい加減というか、当たるも八卦あたらぬも八卦といった感じで、とても学問的とはいいがたい。そもそも経済学は経済予測などできないもので事象が起こってから後付けで理屈を付けているだけであるように思われる。予測に関しては、物理学でいえば、プトレマイオスの天動説や占星術並みかそれ以前の段階である。とてもニュートンの段階ではない。
 最近アベノミクスなどという経済学があるようであるが、サッチャリズムやレーガノミクスと同じで、実は経済というより政治そのものであるから、そこに経済学という学問の裏付けがあるなどと思うべきではない。政治は常に少数者による多数の支配であり、アベノミクスもまたそのための政策であるに違いない。その是非を論ずる経済学者アナリストもまた政治屋にすぎない。星占いを楽しむぐらいのつもりでその解説を聞いておくべきである。